Power Apps Community Plan を有効化すると作成される「個人名's Environment」環境が削除しても何度も何度も復活するのでどうやったら削除できるのかやってみました。
- それはある日、某コミュニティに参加しているときに発覚した...
- Docs を読み直して再度トライ
- 試用ライセンス(「内部」同意プラン)をブロックする
- 改めて環境削除!
- 「内部」同意プランを再度使えるようにする。
- 最後に
それはある日、某コミュニティに参加しているときに発覚した...
「個人名's Environment」環境が消しても秒で復活する....
毎週、概ね水曜日に開催されている、Power Apps らへんについてゆるく学んでいくコミュニティ「おうじゃさんといっしょ」で「個人名's Environment」の使ってない環境削除しようとしたら、削除しても環境復活してしまう....現象が発覚!
そのコミュニティはこちら
oujasan-to-issho.connpass.com
「個人名's Environment」とは?
前々回の記事で書いた、Power Apps Community Plan を取得すると作成される環境です。
Power Platform 管理センターから削除してみる
試しにPower Platform 管理センターから削除してみた。
Power Platform 管理センター > 環境から、「環境を選択」し「削除」。
「環境名を入力(コピペ不可)」し、「確認」で削除できます。
削除されるとこんな感じ。
しばらくするとまた復活。
なぜだ?
検証を進めると、どうやら環境の持ち主が再度 Power Apps にアクセスすると復活することが判明。
Docs を読み直して再度トライ
これか?
PowerShell で削除できるらしい。
Power Appsコミュニティ プラン -- 個別に使用するための自由な開発環境 - Power Apps | Microsoft Docs
しかし、これをやっても復活した...
こっちか!
どうやらもう少し下に書いてある...これだ!
Power Appsコミュニティ プラン -- 個別に使用するための自由な開発環境 - Power Apps | Microsoft Docs
試用ライセンス(「内部」同意プラン)をブロックする
試用ライセンスをブロックしてから環境を削除しないとだめらしい。
この試用ライセンスが付与されるのが「内部」同意プランというのが有効になっているからで、これを PowerShell コマンドで削除するとブロックできる。
「内部」同意プランの確認
Power Platform の PowerShell コマンドを利用するには準備が必要です。
前回の記事で書いていますので参考になれば幸いです。
flali.hatenablog.com
まずは、「内部」同意プランとやらを確認する。
Get-AllowedConsentPlans
実行するとこんな感じ。「Internal」の表示があると「内部」同意プランが有効な状態。
「内部」同意プランを削除する
Internal を指定して削除コマンドを実行します。
Remove-AllowedConsentPlans -Types "Internal"
「y」とEnter キー で削除するとこんな感じ。
削除されたか確認。ちゃんと削除されていますね。
改めて環境削除!
削除!
環境の持ち主がアクセスしても...復活しない(動画じゃないから伝わりにくい)
「内部」同意プランを再度使えるようにする。
削除後にやっぱり Community Plan の環境をまた作成できるようにしたい場合は「内部」同意プランを有効化します。
「Internal」の設定を戻せばよいので、こちらの PowerShell コマンドを実行します。
有効化したら、Community Plan の取得手順を踏めば「個人名's Environment」環境を作成できます。
Add-AllowedConsentPlans -Types @("Internal", "Viral")
最後に
なぜか、同一ユーザーで複数同じ名前の環境が乱立していたんですがやっと削除できました。